2025/01/12 13:49

こんにちは。


前回から私について色々と書き始めましたが、今回は「何故、サラリーマンを辞めて移住したのか?」
について、お伝えしたいと思います。
年齢を重ねている分、ストーリーも長いので、前半・後半に分けました!
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私は短大卒業後、某大手食品会社に入社して、それはそれは恵まれた環境で働いていました。
30数名の部署でオジサマ達には娘のように、先輩・後輩達とは兄弟・姉妹のように可愛がってもらいながら、
毎日、何の苦労も無く過ごしていました。

ただ、ある時、変化が起きたのです。
レイアウト変更で隣に少し年齢層の固い部署が引っ越ししてきたんです。

そして、その部署にも私と同じようにオジサマ達のアシスタントとして働く女性がいたのですが
その方は当時40代位だったのか?もっと上だったのか???
今となっては定かではありませんが、当時20才の私からしたら、少々年上の方だったのですが
その女性も私とそんなに変わらないような仕事をされているのを見て、

「10年後も今と変わらず、ここでこうしているのか?!」

と思ったら、急に背筋にヒヤッとするものが走ったんです!
その感覚は今でも鮮明に残っています。

今振り返ると、その女性が当時の自分と大して変わらない仕事をしていたとは思いませんが、
当時の自分には時間が止まっているように見えて、「このままではいけない!」と、もがき始めたのを記憶していますw

そこで辿り着いたのが、「海外に行って、もっと広い世界を経験する!」という事でした。
当時、ワーキングホリデービザ(WH)制度が始まった頃で、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドしか選択肢が無く
それなら治安も良さそうだし、行ったことがあるオーストラリアに行こう!となったのです。

ただ、WHで滞在出来る期間は1年間。
学校に行っても良いし、行かなくても良い。
働いても良いし、働かなくても良い。

この条件で行くと、下手すると長期のご褒美旅行をするだけで終わってしまうかも?と考えた私は
あえて日本人が少ない西オーストラリアのパースという町を選びました。

その甲斐あって、現地で英語を身に付ける事も出来ましたし、異国の友達も沢山出来ました。
特に私の周りに多かったのがイタリア人でした。
彼らのおおらかさと、人生を楽しむ生き方は、パースでの滞在をとてもハッピーで、貴重なものにしてくれました。

そしてそれは「何故、日本では毎日朝から晩まで、人生で一番自由に動ける時間を会社で過ごさなくてはならないんだ?」
「自分の好きな場所で、自分のペースで働きながら暮らしたい!」
と、思っていた私の気持ちをより強くしたのでした。

一度きりの人生の殆どを会社に費やす・・・
定年になった時には一体何が残るんだろう?
私は何のために働くんだろう?

という想いはあっても、他に自分に出来る事は無い・・・
そんな想いを抱えながら、何十年もサラリーマン生活を送っていました。
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と、今回は私の考え方のベースとなる「人生一度きり」「このままで良いのか?」と思い始めた経緯についてお伝えしました。
次回は、実際にサラリーマン生活に終止符を打つきっかけをいくつかご紹介したいと思います。

長文にお付き合いいただきありがとうございました!
#人生一度きり